水虫の痒みに効果のある石鹸とテルビナフィンについて

水虫は白癬菌というカビの一種が皮膚に寄生して起こる病気で、9割近くが足に発症します。これは靴を履いているために蒸れた状態が続き、カビ菌の繁殖に最適な高温多湿の状態になっているからです。 水虫は体中のあらゆる部位に発生します。足の水虫では指の間にみられる趾間型、痒みの強い小水疱型、乾燥してひび割れる角質増殖型があります。
症状が軽度の場合、市販薬でセルフケアできますが、痒みなどの症状が無くなってもすぐに使用を止めてはいけません。白癬菌は角質の奥にまで入り込んでいる場合があるので、皮膚がターンオーバーして入れ替わるまで、1~2ヶ月以上継続して薬を塗る必要があります。
水虫の予防には清潔と乾燥が重要です。毎日入浴してカビの栄養となる汗やアカを落とし、指の間まで石鹸で丁寧に洗うように心がけます。また、残った石鹸分はカビの栄養になるので、石鹸を使った後はすすぎをしっかりします。薬用石鹸の利用もお勧めで、痒みなどの軽減にも役立ちます。
水虫のうち、一般の市販薬では効果が期待できない爪水虫と頭部白癬は皮膚科を受診する必要があります。また、患部が重症化したものや、アレルギー体質などの場合も同様です。
爪水虫や頭部白癬などの場合は飲み薬が処方されます。有効成分はテルビナフィンで、強い抗真菌性で白癬菌やカンジダの発育を抑えます。テルビナフィンには肝臓に悪影響を及ぼす恐れがあるので、肝障害や腎臓障害のある人は慎重に使用する必要があります。またテルビナフィンには胃薬や他の抗真菌薬との併用で血中濃度が上昇する恐れがあり、薬を服用中の人はその旨を医師に伝える必要があります。
テルビナフィンの副作用に関しては肝臓と血液の検査が必要で、飲み始めの2か月間は月に1回肝機能検査を行います。